明治座NEO時代劇「HAKANA」in明治座

色々と話題になっていますが、基本のところま前に公演した井川遥の時と話は同じで演じるものが今までその雰囲気があったか無かったかということ。
ミキティ自体いろいろあったのでしょうが、それも活きたのかな。と。
芝居でヨゴレといってもそれはそれ。
 
本題。
この話自体はツキの神様・賽子姫がついた博打打ちの男鈴次郎が、鬼と博打をし勝ってそのカタで女をもらった。その女が死体と赤子の魂で作られた儚(はかな)であって藤本美貴が演ずるところである。
儚は100日間は心を許して抱かれる(ストレートにいえばエッチのこと)ことを許されない。その瞬間水となってしまう。100日何事も無く無事に人間となれるのか?儚と出会ってから、ツキの神様に翻弄される鈴次郎。
さて、儚と鈴次郎の運命は?
というものです。
昔、死人を甦らせる術や、死体から人間を作った話があるけどその類です。
これが未来になればアンドロイドとかサイボーグになるのでしょうが、それでは話としては半減するから時代劇になったのでしょう。
ここでツキの神様というものが出てきますが、そこが重要になります。
鈴の音が聞こえるとすべてが読め、その鈴の音は邪念が無いときに聞こえるとか。
たぶん、どんなギャンブルでもそういうときは見えるし何をやってもその方向に行くのです。そしてふとした時に見放される。
で、エッチをしてはならない話なので当然ミキティからあんな言葉やこんな言葉が出てくるのです。
そんなことは度外視してうまく出来た話でした。奔放で泣く事の多い儚の役はミキティには適役だったと思います。
自分の見たいミキティがそこにいました。
 
あと、レイザーラモンの2人がよかったです。
住谷はHGのネタをちょっとやった(やらされていたが)鬼の役は適役で、プロレス技も見られたし演技もよかった。
出渕はおいしいなあ。庄司に恨まれないか?(笑)
 
とりあえずミキティがいる、いないは関係なく楽しめました。
あとは、博打は身を滅ぼす(笑)